主題 | エイズってなあに(第2校時) | ||
ねらい |
・エイズのしくみについて知る ・エイズは日常生活ではうつりにくいことがわかる |
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学習活動 | 指示・発問・説明 | 備考 |
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1エイズはどんな病気か考える。 |
・かぜ ・むし歯 ・インフルエンザ ・O−157 ○うつる病気とうつらない病気がある。 | ||
2エイズの概略について知る。 |
○エイズは、HIVというウイルスがCD4リンパ球という細胞をだめにする病気である。 ○感染する病気である。 | ||
3エイズの感染のしかたについて考える。 |
・握手 ・おしゃべり ・プール ・おふろ ・食器や食べ物 ・蚊に刺される ・汚れた注射器 ・お母さんのおなかの中 ・キス ・性交 ○感染経路は、性行為感染、母子感染、血液感染の三つである。 |
ビデオ 「エイズはいま」 |
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4まとめをする |
○HIVは、日常生活では感染しないことをおさえる |
プリント クイズ |
主題 | エイズとともに生きる私たち(第4校時) | ||
ねらい | エイズ患者や感染者の気持ちを知ることにより、自分たちのいきかたについて考える。 | ||
学習活動 | 指示・発問・説明 | 備考 |
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1本時の学習について知る。 |
○みんなと同じくらいの子どもにもエイズ患者や感染者がいる。 | ||
2ジョナサン君について知る。 | ○ビデオを見て、どんな人が、なぜ明るいか考えさせる。 |
ビデオ 「ジョナサン君といっしょに」 |
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3M君について知り、考える。 |
○「M君からのメッセージ」を読み、M君の人として自分らしく生きたいという願いについて理解させる。
・差別される ・いじめられる ○無知や差別やいじめや偏見を生んでいることをおさえる。 ○免疫力は病気に闘おうとする強い気持ちと、周りの人々の暖かい支えが、免疫力をあげることを知らせる。 | Mくんからのメッセージ | |
4自分のこととして考える。 |
○周囲の人にどうしてほしいか、どのように生きていくかついて書かせる。 | ||
5まとめをする |
○日本で最近名前を公表した隆平君について紹介し、日本の社会の状況も変わってきていることに気づかせる。 |
よかった点・今後の課題 |
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児童の反応・感想 |
・エイズについて事前のアンケートを行った結果、エイズという言葉を聞いたことのない児童がほとんどであった。聞いたことのある児童は、テレビや本などであった。なかにはHIVとエイズの違いを知っている児童がいたのには驚いた。 ・全く知らなかった児童にとっては、用語とかが理解できにくいところもあったようである。逆にもっとくわしく知りたいという感想もあった。 ・どのような場面で感染するのかほとんどの児童が理解できた。 ・ビデオを利用しての授業は、効果的であった。 |
保護者の反応・感想 |
・事前アンケートでは、ほとんど家庭で性教育の話をしていないが、学校で習った後、話をしている家庭が多い。 ・エイズについては、3分の1の保護者が知らない状況であった。 ・講演は、児童よりも保護者にとって有意義であった。 ・もっと子どもとスキンシップを持たなければという感想があった。 ・性教育に関しては、学校で果たす役割は大きい。 |
指導者の感想 |
・エイズ感染は、日常生活では感染しないことは理解させられた。 ・高学年では、保護者と性教育について参観日だけでなく、機会あるごとに話し合いを持つ必要がある。 ・たくさんの資料があり、授業に役だった。 ・事前アンケートの内容をもう少し役立つような内容にすべきであった。 ・外部講師も新鮮味があってよかった。 ・赤ちゃん誕生から性交まで1年生からの積み重ねができており、授業がしやすかった。 |