wall-x.gif ログハウス造り日記
9月


2002年9月1日(日)

日曜日で今日は業者さんの工事はお休み。 岡山市へーTOTOのショールーム訪問。 トイレ・洗面・キッチンシステムの仕様を決定して、見積を依頼。

2002年9月2日(月)

浄化槽からの排水管設置。 午後から町水道の敷設に向けて、配管用の穴堀作業。 町水道組合の権利金を役場で支払う(30万円也)。(写真へ)

2002年9月3日(火)

町水道の取り込み完了。 工事の期間の水供給のため、仮水栓をひとつ設置してもらう。
ベタコン打ちの作業再開に向けて、Oさんが型ワク・鉄筋などの部材を搬入。

2002年9月4日(水)

フーチン部分の型ワク作り。 ベタコンを打つ部分の割り栗石の上に、防水シートを敷設。(ログハウスの場合、湿気対策としてこの防水シートは不可欠! ベタ打ちコンクリートの中に埋め込む鉄筋の下準備。 長さにあわせてカット、両端のフーチンの部分に入るところを90度曲げる加工など。 大変な力仕事! 曲げ加工の後、配筋作業に移る。 

2002年9月5日(木)

前日に引き続き、防水シートの上に昨日準備した鉄筋を並べ、20−25cm四方に固定して交差点を止めていく。 堅く重い鉄筋を相手に細かい計測が必要で、根気の要る作業。 少し残業で、配筋作業はこの日で終了。

2002年9月6日(金)

作業はお休み。

2002年9月7日(土)

AM 残りの配筋と型枠の補強。 PM いよいよ生コンが入る。 大型生コン車で4台分(22立方メートル)で、フーチンとベタ基礎の部分全体に生コンが入った。 (写真へ)

私は、秋の花粉症と風邪が重なってダウンー津山の耳鼻科へ。
ログハウスサイト裏の壁面・ブロック積みしていない部分の保護のため、芝生状の草を植え付けるものがあるらしいとの情報で、津山への途中 佐良山で、日本植生を尋ねる。 アポなしの訪問にも拘わらず、営業本部長の対応で、適格な情報提供。 約70度の壁面にも根付く芝草の種などが入ったシート上のものがあるとの事。 代理店を通して対応を約束してくれる。

2002年9月8日(日)

作業はお休み。 コンクリートが固まるのを待つ。

2002年9月9日(月)

Oさん作業再開。 AM/PM コンクリの型枠を取り外す。
PM:7日に訊ねた日本植生から、営業部長から指示が出たらしく、課長が現地を確認に来てくれる。

2002年9月10日(火)

Oさんの作業はお休み。 兼業の稲刈り代行仕事が忙しいらしい。 主人は一人で前の県道沿いの側溝掃除。 私は風邪の微熱で、自宅療養。 お昼頃、ログ輸入業者のYさんが現場の様子見と打ち合わせにやって来る。 基礎がまだ出来あがっていないので驚いていた! 入って来るログ部材の明細や少しずつ細かい点を打ち合わせ。 

2002年9月11日(水)

Oさんと手伝いの大工さんと二人で、布基礎の部分の型枠作り。 主人は、県道からのアプローチ部分の石垣の草取り・清掃。 美しい石垣がよみがえったとのこと。 私は今日も、自宅療養しながら、昨日のYさんとの打ち合わせ内容の確認後、更に不明な部分を電話で再確認。 重要ポイント: @アンカーボルトは500mmの長さのものを使うこと。A布基礎の天端よりアンカーボルトが出る高さを、おのおの20mm減らして、60mmと140mmに変更(二段目のログの底に当らないように) B やり方をはずす前に、一段目(土台)のログの位置を決めやすいように、アンカーボルトから46mm(ログ材が92mmなので、その半分)内側のところに逃げ墨を打ってもらうこと。今日はニューヨークの同時テロから1年め。 被害者の家族や関係者のことを思うと、心が痛む。 黙祷。

2002年9月12日(木)

Oさんと手伝いの大工さん2人、計3人で布基礎のための型枠作り。

2002年9月13日(金)

引き続きOさんと手伝いの大工さん2人、計3人で布基礎のための型枠作り2日目。

2002年9月14日(土)

AMで型枠造り完了。 PM:布基礎の部分に生コン投入。 夕方、生乾きの状態になったところで、布基礎にアンカーボルトを打ち込む。(余り早い段階でコンクリが柔らかい内に入れると、アンカーボルトが沈んでしまう。) その後、仕上げとして、布基礎の天端部分の化粧仕上げとして、天端レベラーを流し込む。 (天端レベラーとは、原材料はセメントのような粉状態のものを水で練り上げ、布基礎の天端に杓で流し込むと、表面がなめらかになる天端仕上げのこと)

2002年9月15日(日)

コンクリートの乾燥を待つため、作業はお休み。 主人はコンクリートの状態が気になるらしく、一応確認のため、一日現場へ上がる。

2002年9月16日(月)

コンクリートが乾いたので、型枠取り外しにかかる。

2002年9月17日(火)

Oさん: 朝一で、風呂場・玄関・勝手口のレベルを上げる為、更に生コン投入。 引き続き、型枠はずしと片付け。
正午に電気工事関連の打ち合せでD工業さんが来宅。 3時頃までミーティングして、大体の電気関連の工事依頼内容を決める。 その後現場に案内する。 
給排水担当のIさん: AM:布基礎の外側に水道管設置。 PM:浄化槽のコンクリート打ちの為、枠造り。 夕方、生コン投入。

2002年9月18日(水)

AM:通風口の型枠調節。 PM:天板の逃げ墨とフーチンの外側に掘った穴の埋め戻し。 3PMでOさんのすべての基礎作業完了。写真へ  1段目のログ材と基礎をつなぐアンカーボルトの長さが、建物のタテ方向とヨコ方向では異なる仕上げに(図面上で)依頼してあったのだが、出来上がったのを見ると、建物内部の布基礎の部分は、両方向ともに短い寸法になっていることに気付き、日林のYさんに相談の電話を入れる。 追加の長さが必要なボルトは、ジョイントボルトでつないで長さを出すことが可能なので、ログ搬入の時用意して来てくれるとの事で、一安心。

2002年9月19日(木)

部材の到着は25日に延期となる。 朝一番に上口のOさんより電話が入り、「今日は上がってこられますか? 今年一番(初めての)雲海が見られますよ!」とのこと。 今日はちょっと無理なので、次の機会には必ずカメラを持って上がろうと思う。 AM:予定外に時間が出来たので、ログ材保管の際、部材の底に枕木として敷くブロックと,足場板購入の為、落合へ。 PM:明日のお彼岸の入りを前に、母の実家の秋信に上がり、花枝を切って、お墓に立てる。

2002年9月20日(金)

今日は彼岸の入り。 AM:うちのお墓にも花枝を立て、お供えをする。
 PM 現場に仮設の電気の為のポール・メーター機が入る。 電気工事のD社と中電工との打合せ不充分で、中電のポール設置は間に合わないので、今日は決線はできず電気はまだ入っていない。

2002年9月25日(水)写真へ

ついにログ搬入の日。 日林さんの下見によると、途中の道幅の関連上ジャンボコンテナが現地まで入りそうにないとのことで、農協・西川支店の駐車場を借りて小型に積み替えて現地に運ぶ事にになった。 7時半、JAの駐車場に行ってみると、既にトレーラー1台が狭い方の入り口に駐車している。 もう1台は通谷の奥に待機しているとのことで、携帯で連絡をいれてもらい、大きい駐車場の方に2台を誘導する。 9時、リーダーのYさんプラス降ろし人夫5人と、11トンユニックトラック、そしてユニックトラックに載せられたフォークリフト1台が到着。 小さい方のコンテナから降ろしにかかる。 (荷物はおおまかに部材の大きさによって分けて梱包され、ビニールシートでカバーしてある。 以前見たタローの梱包はバラバラで入っており、それに比べると、部材も綺麗に扱えるし、降ろしもやりやすそう。) とりあえず、先にすべてを降ろして駐車場内に仮置き。(写真) 11時、コンテナ2台分すべての中味を降ろし終える。 一休みしてから、まず最初の一台分を現地へ運ぶ。 ユニック運転手とYさんの乗ったユニック車を先頭に外の人夫さん4人と私たち二人の軽トラ3台が連なって全員現地へ上がりユニックからの積み下ろしを手伝う。 最初の1台を降ろし終えた時点で、お昼ご飯の休憩に入る。 ユニック運転手とYさんの二人は2回目運搬の為、JAの駐車場へ戻る。 私たちも家に帰って昼食。 食事を終えて上がった時、丁度2回目のユニックトラックが上がったところで、荷降ろしに入る。 3回目を取りに下りた後、待っている人夫さんで、梱包を解いて、仕分けに入る。 家の基礎に近い方から、ログの番号の若い順に並べて行く。(これからログハウスをセルフビルドする人に注意: うちの土地は赤土で水がたまり易いので、この時に、部材の下の枕木の下に更にブロックを積んで、地面とログ材の間を20cmあけてもらおうと用意していた。 現場で主人がその事を現場責任者のYさんに伝えたが、「これは仮置きだから、あとでちゃんとやりますから..」という返事だったが、結局夕方には時間切れということで、そのまま本置きにされてしまい、せっかく用意したブロックは日の目を見なかった。 そして、棟木や棟木近くの長ーいログ材の山は翌日・数日後の雨で、あやうく水に浸かりそうになる。 水を抜いても湿気はそのまま残り、かびや赤土の汚れのもとになることに...。 絶対に、ブロックでゲタを履かせるべきでした! 後悔が残る。)
どんどんログの山が出来て行くのを見ていると、これを順番に全部積み上げた時にログハウスが完成するのだなーという実感が沸いてくる。 11トンユニックトラック4回の往復で、すべての部材がログハウスサイトまで上がった。 すべての仕分けと、雨・夜露除けのブルーシート掛けを終わったのが丁度午後4時。 日林の荷降ろし隊は帰って行った。
主人と私は更にブルーシートの両端をしっかりとヒモで留めて補強。 アンカーボルトの高さなどの調節をしている内に6時近くなる。 上で見る初めての日没。 とても綺麗な夕陽だった。
日林のYさんは、今日も、「屋根を上げるまで、大工さんをよこしましょうか? 上の方のログがかなり長いのがあるし、雨が降るとログが汚くなりますよ。」と心配していた。 気持は分かるが、自分たちでログを組上げるのがセルフビルドの中で一番苦しく楽しい作業なので、出来るところまでは二人で頑張ってみることにする。 

2002年9月26日(木)

ログ材搬入の翌日というのに、雨。 どうすることも出来ない。

2002年9月27日(金)

朝、雨はあがっていた! 裏の斜面・赤土がむき出しになっている部分を保護するため、草の種を張りつける作業。 日本植生さんが納品と張り方の指導に来てくれる。 午前中ずっと手伝ってくれ、とりあえず半分以上は種のネットが付いた。 日植さんはお昼で帰り、私たちも昼食のため一旦家へ。 午後から又雨になったが、主人は一人でもう一度現場へ行き、張り付けた種のネットにアンカーとクギを打ち込んで壁面に固定させる。 全体の2/3が完成。 (写真へ) 夕方から材料や食料品の買い物に落合へ出かける。 夜中降っていた。 部材が心配。

2002年9月28日(土)

私は仕事で、ログの方は一日休み。 朝から雨が上がる。 主人はログ材が心配で一人で現場へ。 土曜日で休日の又従兄(よっちゃん)が朝から手伝ってくれる。 棟木など長いログ材の下に、水溜りが出来ていたという。 ほとんど一日二人がかりで、水溜りの水ぬきとブルシートの上の水除けが仕事になってしまった。 主人は合間をみてアンカーボルトの調整。

2002年9月29日(日)

今日も朝からよっちゃんが手伝ってくれる。 アンカーボルトの調節が終わった部分から、一段めの基礎ログと基礎から出ているアンカーボルトをつなぐ作業に入る。 まずボルトの位置を測り、それに合わせてホールソーで穴をあけ、その後は、座金とナットの深さをノミで掘り込んでいく。 基礎のログ回しで一番時間のかかる作業。 この日はA列とD列を終了。

2002年9月30日(月)

9〜11AMは、公共料金の支払などで役場・農協回りで時間を費やしてしまったので、今日からお弁当を持って現場に行くことにする。 少し慣れて来たのか、午前中の1時間でD列半分の基礎ログ積みを終了。 私もノミを持って、座金とナットの穴あけに挑戦する。 午後は、B列・2本のログ積み完了。 5時で早や上がりにして、落合へ買い物に。(今日までブルーシートが特売なので、今日の内に追加10枚を買っておく。 これからログの壁が高くなると、もっとブルーシートは必要になりそうなので。)
知人に聞いてもらっていたユニックが借りられるかもしれないとのこと。 リース料の交渉をお願いする。 車検切れの中古車を薦めてくれる人もあり、値段を聞いてもらうことにする。 どちらかのルートで、なんとか経済的な費用でユニックが使えると助かるなぁ。

  

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