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ログハウス造り日記 10月 |
2002年10日1日(火)
ユニックについての連絡の件とひとつ道具を取りに、途中から一度家に引き返したので、現場に着いたのは9:20AM。 谷から途中までは霧。 ログサイトはその上にあり、目の前は雲海。 カメラを持って来るべきだった。 美しい!
午前中かかって、D列1段目の残り半分のログを積む。 ログの長さの割にはアンカーボルトの数が多いし、ボルトが短いので思わぬ時間がかかり、精神的に疲れる。 12:30に終わり、30分散歩して食事。 昨日と同じメニューのお弁当だが、ここで食べるお昼は最高!
午後は、C列1段目の2本のログを同時進行で仕上げて行く。 4:30に終わり、掃除・片付けに入ったところに、西垪和の田中さん夫妻が現れる。 鏡野町でソーラーハウスを建てているという友人のご夫婦と一緒。 私たちと同様に、奥様の故郷にUターンされたとのこと。 仲間が増えて心強い。
ユニックのことで返事があり、10月〜12月の3ケ月間有料で借りられることになった。 ひと安心。
2002年10日2日(水)
午前中、所要で津山まで出かけたついでに追加の高ナットなど材料の買い物。 津山の”イナイ”でも高ナットが4ケしかなく、結局数は足りない。 午後、時間が中途半端なので、私は残って、母の介護保険認定の不服についての申請など、役場に2回通って手続きを済ます。 主人はアンカーボルトの高さ調節などで現場へ。 午後、中電工がトランス取り替えの後、先日立てた新しいポールに電気を引き込む。 使えるようにメーターまで接続は、別の業者が明日来てくれる予定。
2002年10日3日(木)
今日も朝から晴れの上天気で、とっても助かる! 朝現場に着くと一番に、頼んでおいたユニックトラックが配車される。 かなりご老体だが、ユニック部分が動いてくれればそれで充分。 現場は部材が一杯なので、とりあえず入口のところにとめてもらう。
電気工事業者が仮設電気の結線を終了し、今日から我が家の電気が使えるようになる。
ログ積みの方は、1段目のログの内、高さの高い(通常のログの高さ)の列に移り、L列の一部とJ列・H列を積む。 アンカーボルトが高いので、座金を掘り下げが少なくて済むので少し楽。
夕方、ユニックを積み上げ現場に近い場所に入れるために、ログ材の配置を検討し、一部小さい部材の山を、既に組み終わった1段目の部材があった場所に手で移動させる。 あとは、明朝からユニックを使って移動させる予定。 それが終われば、ユニックを使ってログ積みが始められるし、長物のログ材が雨に浸かるのを心配しなくて済む。 やっぱりユニックは強い味方。
2002年10日4日(金)
週末から雨の天気予報に供えて、部材を移動して、地面からの湿気で部材がそったり汚れたりしないように朝から対策を始める。 さっそくユニックを使って部材の移動を始めてみると、ユニックのワイヤーが一部擦り切れそうになっているのに気付く。 早速JAのサービスセンターに電話して対応をお願いする。 このままではユニックは使えないので、今日は部材の移動はあきらめて、残りの一段目のログとアンカーボルトの接続の作業に移る。 結局午後一番でユニックの修理は終わった。
2002年10日5日(土)
「今日こそは」と、朝一番から部材の整理に掛かる。 短い部材だけ手で移動しようとするが、私の力が弱いので、主人一人では中長のログは難しいので苦心しているところへ”救いの神”登場! 先日、裏の壁面の草の種(ネット)張りつけを指導してくれた日本植生のHさん。 中途の長さのログ材を移動するのを手伝って繰れて大助かり! 午後からは先週に引き続きよっちゃんが手伝いに来てくれる。 H列1段目を順調に積み、最後のF列・長物に入るが、最後3ケだけ高ナットが足りないので、座金の掘り込みまで終えて、最後の仕上げは明日以降に。 夜、食料品の買い物を兼ねて、落合・久世へ行き、イナイでやっと不足分の高ナットをゲット! さあこれで1段目が終えられるか???2002年10日6日(日)
私は今日は来客で一日自宅。 天気予報に依れば、午後から雨の確率がかなり高い。 主人だけ出かけて1時過ぎまで最後のF列の1段目のボルトの長さを高ナットで調節して、昼食に帰ったところで丁度雨が振り出した。
2002年10日7日(月)
朝雨は上がったが、天気予報の降水確率も高いので、途中から振り出されると困るので、午前中高ナットの不足分の買い物と所要で津山へ。 午後は現地で、昨日の雨でたまった水溜まりを処理する作業。 ベタ打ちの基礎の部分が完全に平ではないので、あちこちに水溜り。 外側に傾斜を付けてもらい、水抜き穴をつけてもらうべきだった。 4時ごろまで水抜きの作業。
2002年10日8日(火)
朝一番に、一段めのログのそれぞれの角の直角を確認する。 Oさんの基礎と墨出しが確かだったので、ほとんど誤差の範囲内でおさまっている。 やっと今日から、待ちに待った本格的なログ積みが始まる! ユニックを一番奥まで入れて、長いログ材を吊り上げて奥に移動させる。 ノッチを合わせてあっと言う間に1段完了。
2002年10日9日(水)
電気関係のケーブルをログの中を通す為に、ダボ穴を入れない箇所を決定してマークして行く。 全部で28ケ所。ダボ穴の数は充分あるはずなのだが、一部コンセントやスイッチが集中する場所があり、どうしてもダボが必要な部分との兼ね合いで、いろいろ迷ってしまう。
2002年10日10日(木)
丁度お昼を食べ終わった頃、日林のYさんから電話が入り、「ちょっと様子を見にこれから行きますから」と、わざわざ兵庫の朝来町から来て下さるとのこと。 3時の休憩が終わった頃、到着。 あちこちチェックは入る。ログとログとの間のスキマが許容範囲かどうかのチェックをしてもらい、一部実例としてE列を一度はずして積み直し修正してくれた。
2002年10日11日(金)
昨日のYさんのチェックから、A列1・2段目のスキマが気になりだし、材をはずし、HとF間をやり直し修正したが、スキマは殆ど変わらず、うまく行かない。
2002年10日12日(土)
もう一度だけやり直しに挑戦。 A列HとF間をもう一度外して積み直す。 結果は昨日と同じで、どっと疲れる。 やり直しはあきらめて、気分転換に、コンセントの位置に、ダボ穴からケーブルが出て来易いように斜めにダボ穴と同じ30mmの穴あけ作業をする。
2002年10日13日(日)
私は来客でお休み。 主人が一人で現場へ。 午前中は、先日 日植さんが追加でもって来てくれた芝生のネット貼り付け作業。 午後は、仮置きされたログの山を整理して積み直し、雨対策を効果的に。 半分終了。
2002年10日14日(月)
今日は村祭りだが、とりあえずいつもの時刻に現場へ。 昨日の残り、ログの積み直し作業。 これですべて綺麗に積み終わり、足元にはブロックもかませたので、雨が降っても安心していられる。
2002年10日15日(火)
AM 3段目から積み始める。 2PM、急に雲行きがあやしくなり突風&雨の来襲。 積んだログは、ブルーシート掛けが間に合わず、びしょぬれ。 ちょっとだけ空を見上げた時に、枯葉などがぐるぐる渦を巻いて回りながら舞いあがっていたので、「竜巻みたいだな」と思ったが、ログを濡らすまいと必死で作業していたので気付かなかった。 後で隣の豊ちゃんも出て来て、「こわかったぁー! 車庫の方に行ってたけど、恐くって出られなかった!」と言っていた。 この辺にずーっと住んでいる豊ちゃんでもコワイほど珍しい突風と雨だったようだ。 自然の洗礼だから、仕方なしとする。
2002年10日16日(水)
病院の定期検診の為、母を連れて落合へ。作業は一日お休み。
2002年10日17日(木)
AM 先日の雨の後始末。 PM H、F、L、J、K列など南北の列の3段目を積む。 ログとログの間の隙間が許容範囲内なのかどうか、ちょっと疑心暗鬼になり自信が持てなくなる。 山のかみ合わせが悪く、左右に傾く場合もあり、それがドアの部分にあたるとドアのあて木(T‐ボード)が入らなくなるので、日林のYさんの薦めで、それらの部分は、一段毎に確実にT−ボードにはめて行くように、先にT‐ボードを立てることにした。
2002年10日18日(金)
タローのセルフビルドスクールで一緒だった群馬のKさんが来岡。 私たちが”教授”と呼ぶ人で、ほんとに何でも知っている。 ねじれたログ材を山に添わせたり、あばれを落ち着かせるワザなど、2年ほど前にスクールで習ったり現場でやっていた事などを、久し振りに思い出させてくれる。 荷締め機の使い方やジャッキを使うやり方も思い出させてくれた。 さすが教授!助かった! 教授の手伝いで、あっという間に4段目を積む。
昨日のT‐ボードの問題も、あとからでもかみ合わせを調節しながらTーボードを入れていくワザを教えてもらい、やりにくい立てたままの作業はしなくてもよくなった。 これも大助かり! 色んな意味で教授の登場は非常にタイムリーで完璧だった。 「教授、本当に有難うございました!」
2002年10日19日(土)
お天気ならば、教授がもう一日手伝いに来てくれることになっていたが、朝から雨。「残念!」 天気予報も一日中雨ということで、作業を断念。 久し振りに家の中の掃除と片付けに専念する。 イナイ久世店に注文していたロングソーが入ったとのことで、夕方から落合・久世方面に買い物に。 ロングソーのくわえ口の直径を確認の後、正逆転付き振動ドリルを発注する。
2002年10日20日(日)
午前中雨が上がったので、主人は一人で現場へ。 部材の雨仕舞を確認して、基礎に溜まった水を外に掻き出す作業をしたそうだが、午後から再び雨。 日曜日なので昼頃よっちゃんも様子を見に現場に来てくれたらしいが、作業はせず。 私は来客で一日家に残る。
2002年10日21日(月)
午前中雨が上がったので、早めに昼食をすませて二人で現場へ。 きのう午後と夜の雨でベタ基礎の中も回りの赤土の部分もかなり水が溜まっているが、ログ材の方は先日キッチリと雨仕舞をしたおかげで、大丈夫そう。 まだ空模様があやしいので、作業する部分だけブルーシートをはがしながら、南側半分のログ積みを始める。 思いがけず作業がはかどり、南側半分は6段目まで終了。
2002年10日22日(火)
今日もまた空模様が怪しいので、昨日と同じ様に作業する部分だけブルーシートをはがしながら、今日は北側半分のログ積みを始める。 ブルーシートの掛けはずしの時間が短くてすむので作業がはかどる。 北側半分は7段目まで終了。久し振りに写真を撮る。(写真へ)
東側F列は、台所のキッチンの窓の高さまで来る。 眼の位置より上になって来たので、明日から脚立と足場板を用意する事にした。
7段目、A列のHとFの間にダボの位置が間違っている所が見つかる。3段か4段めにも同じ間違いがあったことを思い出した。正逆両用の振動ドリルが来てから穴あけをすることに決めて、A列はこれで保留。
2002年10日23日(水)
南側、6段・7段(C,D,E,F列)を積む。 J列と交差するC列の下の方のログが浮きあがっているのに気付き、荷締めをしてビス留めして修正。
2002年10日24日(木)
北側、7段目(A,B,F,L列)を積む。 その他、少し気になっていた隙間を荷締めして修正。 ただし、時間が掛かった。
2002年10日25日(金)
南側、8段目(C,D,E,F,L列)を荷締めをしながら隙間をなくし、バランスよくログを積んだ。 大体OKの出来ばえ。
2002年10日26日(土)
9:30現場着。 すぐ雨となる。 雨仕舞をして帰る。
2002年10日27日(日)
11時、ログスクールの仲間Fさん(茨城県牛久市)が突然現場に現れる! 昼過ぎまで現場を見せたり、スクール仲間の近況やお互いのログハウスにかける夢を話し合い、寒さも忘れて話し込む。 あらためて他の仲間と一緒に手伝いに来てくれることを約束して帰って行った。 Fさんの車が見えなくなるとすぐ雨となり、あわててシート掛け。 仕方なく午後の作業は中止にして帰宅。
2002年10日28日(月)
南側、順調に9段目を完了。 (北側に比べて、部材置き場に近いせいもあって、ペースが速い。)
2002年10日29日(火)
北側、10・11段を積む。 作業順調と思われたが、B列11段目の電気穴に間違ってダボを入れてしまったことに気付き、そのログを外してやり直した。 ああ、大変!
2002年10日30日(水)
私は来客で自宅。 主人は一人で午後現場へ。 北側、11段(L,H,F列)を積む。
2002年10日31日(木)
南側、10・11段を積む。