男女の違い・特性を知り,男女協力し合って楽しく生活しようとする心情を育てる。
学習活動 | 指導上の留意点 | 資料等 |
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1体の内外の器官について話し合う。 |
子どもの絵を参考にしながら,大事な体にはどんなところがあるか器官名を発表させる。
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男女の子どもの絵 (下着のみつけたもの) |
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2紙芝居を見て話し合う。 |
| 紙芝居(アーニー出版) | |
3下着をつけた男女の子どもの絵を見てどちらが女の子か話し合う。 |
| 男性女性のシルエット(絵) | |
4これからの成長について話し合う。
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・女子・・・卵巣・子宮
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精巣・子宮・卵巣の簡単な図 |
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5学習のまとめをする。 |
| ワークシート |
事前指導 |
性についてのアンケートをとった。 自分では意識はしていないが異性を意識し始めている児童もいることが分かった。 また,自分の体については恥ずかしいが関心があることも分かった。 授業についてのねらいなども通信で家庭へ連絡をした。 |
事後指導 | ビデオなどの計画はあったが実施できず、通信で児童の感想や授業の様子などを報告した。 |
よかった点・今後の課題 |
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児童の反応・感想 |
・関心はあるが,やや恥ずかしさが見られた。 ・身近な自分の体のことなので,体の器官名など,多くの子が発表できた。 ・性器の役割などを説明したとき,真剣に聞いていた。 (感想) ・男の子と女の子では違いがあるんだな。 ・ワギナはおしっこをするところかと思っていたけど,ちがうことが分かってよかった。 ・体のことがよく分かった。 ・恥ずかしかったけど,もっとからどことが知りたい。(多かった) ・睾丸はどういうふうになるのかもっと知りたい。 ○声・心臓・筋肉などの体の働きやでき方について知りたいという感想も多かった。 |
保護者の反応・感想 |
・低学年からの積み重ねていく性教育はいいと思う。 ・家で一緒にお風呂に入ったときなど,自然に子どもが尋ねてくるので,まじめに答えている。素直に受け入れられる今,教えていくことはよいかもしれない。 ・親も恥ずかしいが,よいきっかけになる。 |
指導者の感想 |
・社会の流れにより,様々な情報を受けている今,早い段階で科学的な知識や,体の神秘的な働き,生殖だけでないコミュニケーションとしての性,についてももっと考え,学習していく必要があると思う。合わせて,心・生き方としての問題も性を自然のこととしてとらえるためには必要不可欠と思う。 ・子どもたちは,やはり,どうなっているんだろう,知りたいという思いを強く持っており,その疑問に答えられる形の授業を展開できたらと思っている。 |
資料・ 教材・ その他 |
・これなら使える教えられる「性教育とアイデア教材」(東山書房) ・男の子女の子の絵・新版「目で見る性教育」パネル 第3巻 からだの話 なぜ?(アーニー出版) ・まんが性教育「わたしたちのたんじょう」(実業の日本社) など |