1年生 性教育実践報告

平成12年1月19日(水)   




主題 
      赤ちゃんは、どこから

ねらい

・赤ちゃんはお母さんのおなかの中で長い間かかって大きくなり、赤ちゃんの通り道を通って生まれてくることを理解する。
・自分が家族に見守られて誕生し、成長していることに気づき、いのちを大切にしようとする気持ちを養う。




学習活動
指導上の留意点
資料等
1 生まれた時のことを話し合う。
・生まれた時の大きさ
・どんな赤ちゃんだったか
写真
赤ちゃん人形
2 母親のおなかの
中での成長の様子、
家族の思いを知る
・赤ちゃんは母親の子宮の中でへその緒から酸素や栄養をもらっていたこと、水中生活をしていたことを知らせる。
・針の先ほどの小さな生命が約9か月かかって、大きくなっていくことに気づかせる。
・新しい生命が生まれるのを楽しみに、家族みんなに大切にされていたことに気づかせる。
子宮の絵
胎児模型


聞き取り用紙
3 赤ちゃん誕生の
様子
・赤ちゃんはどのように生まれてくるのかを知らせる。
・お母さんと赤ちゃんが力を合わせて生まれてきたことを知らせる。
・赤ちゃんが生まれた時の家族の気持ちを発表させる。
紙芝居
手紙
4 学習のまとめを
する
・学習してわかったこと、おもったことを書かせる。ワークシート

事前指導
・家族で、聞き取り調査に協力してもらい、誕生のころについて話してもらう。
・赤ちゃんのころの写真、使っていたものなど持ち寄り、関心を高める。

事後指導
・ワークシートに書いたことを発表
・おうちの人に渡す。

よかった点・今後の課題
児童の反応・感想
・子どもたちが日ごろ、関心をもっている内容なので、興味をもって取り組めた。
・絵や具体物をたくさん準備していたので、1時間飽きずに授業ができた。
・誕生のころの家族の気持ちを書いた手紙をおうちの人に読んでもらったので、
子どもたちは真剣に聞き入っていた。
・家に赤ちゃんのいる子どもたちは様子や知識をよく知っており、積極的に発表
することができた。
保護者の反応・感想
・聞き取り調査など、協力的であった。
・学習してわかったこと、おもったことなどおうちの人への手紙形式でかかせた
ので、喜ばれた。
指導者の感想
・おなかの中にいたときから大切に育てられ、祝福されて生まれてきたことを知り、
また、親からのメッセージを読んでもらい、親子の絆は深まったと思う。健康で明るく
など親からの願いを前向きに受け入れることができ、自分の命を大切にというねらいは
達成できたと思う。しかし、友だちの生命も大切にしていこうとする気持ちになるまで
にはいたらなかった。自分だけではなく、友だちも大切に育てられてきたことにふれる
ことも必要であったように思う。
・イメージできるようくだいた表現で補足しながら用語を使って説明していったが、
それが、正しく伝わっただろうか。
資料・教材・その他
・資料を保管していたので、準備が簡単にできた。
・聞き取り用紙はおうちの人に書いてもらったため、発表の際、読みづらい子もいた。
子ども自身に記入させていたほうが、発表しやすかったかもしれない。