ナレーター |
ここは、たか子ちゃんのへやです。 ![]() たかこちゃんは、いつも本を読みながら、パクパクお菓子を食べています。 |
お母さん |
(お母さん、出てくる。) 「また、おかしをたべているの。もう、だめじゃない。それから、たかこ、はやくおふろにはいりなさい。」 |
たかこ |
![]() 「わかってるよ。めんどくさいなあ。」 |
お母さん | 「じゃあ、はやくいきなさい。はみがきもわすれないでね。」 |
たかこ | 「あーあ、めんどくさいなあ。」 |
ナレーター |
![]() たかこちゃんは、おふろには入ったけれど、はみがきはしませんでした。」 そのまま、あめをたべてねてしまいました。 その夜です。 効果音(ピアノでジャジャジャジャーン) ここは、たかこちゃんの口の中です。 |
むしばきん@ | 「あまいにおいは、どこだ。」 |
むしばきんA | 「どこだ、どこだ。」 |
むしばきん@ | 「おれたちが、あなをほれるのは・・・。」 |
むしばきんA | 「きまっているさ、よごれているところ。」 |
むしばきん@ |
「なかでもいちばんあまいものがついているところさ。」 「おー、わすれていたおれたちの名前は。」 |
むしばきんA | 「もしかして、おれたち有名だから・・・。」 |
むしばきん@ | 「みんなに知られているかも・・・。旭小のみなさん、おれたちを知ってるかい?」 |
むしばきんA | 「知っている人は・・・?」(客席の反応にあわせて、アドリブ) |
むしばきん@ |
「そうさ、あれたちは、むしばきん。またの名をミュータンスきん。」 「おれたちの仕事は、むし歯けんせつ会社けいえい。おれは、社長。」 |
むしばきんA |
「私は、みならい社員。社長さんほどむし歯づくりはじょうずじゃないけど、こんやは ばっちり、さいこうだぜ。」 「ヤッホー!あっちも、こっちもたべかすだらけ、歯をみがかずにねてくれたおかげで、おれたちゃ やりやすいぜ!」 |
ナレーター |
それでは、むし歯のつくり方を説明しましょう。![]() むしばきんミュータンスは、食べかすがだいすきです。口の中にたべかすがのこっていると、パクパク食べてしまいます。 たべれば、とうぜんウンチがでますね。そのウンチは、白くてねばねばしています。 そう、それがしこうとよばれているものです。 そのしこうが、さん(酸)をだして、歯をとかして歯にあなをあけるのです。 (ナレーターの説明にあわせて、シュミレーションをする。) アドリブ B.G.M 朝になりました。 たかこちゃんは、まだねています。」 |
お母さん | 「たかこちゃん、はやくおきなさい。買い物に行くわよ。」 |
たかこ |
(ねむそうにしながら・・・・) 効果音(ピアノでジャーン) 「おかあさん、わたし歯がいたい。」 |
お母さん | 「もう、ゆうべおかしばっかりたべたり、はみがきなまけたりしたからでしょ。」 |
たかこ | 「ごめんなさーい。」 |
ナレーター |
こうして、たかこちゃんははいしゃさんに行くことになったのです。 おかあさんとも、はみがきをなまけないというやくそくをしました。 これでひとあんしんです。きっと、もうむし歯菌たちにおそわれないですむことでしょう。 B.G.M |