むし歯君のだいすきなもの


ナレーター@
ここは、山田さんのおうちです。
まず、おうちの人のしょうかいをします。
ママの名前は、ももこです。
子どもたち三人の名前は、元気・りんご・ぶどうです。
みんな、なかよくくらしています。
ある日のこと。
お母さん
「ももこ」
「こら、ちゃんと歯みがきしなさい。」
子ども
「ぶどう」
「いやだ、やりたくない。」
お母さん
「歯みがきしないと、むし歯になるわよ。」
子ども
「りんご」
「むし歯になんか、ならないもん。」
子ども
「りんご」
「ぶどう」
「そうだ、そうだ。」
ナレーターA次の日のことです。
お母さん「こら、そんなにおかしを食べすぎるんじゃない、歯みがきもしない子が・・・!」
子ども
「りんご」」
「ぶどう」
「ふうんだ。」
ナレーター@それから1時間がたちました。
ナレーターA子どもがなんだかさわいでいます。
お母さん「どうしたの?」
子ども「歯がいたいよ。」
ナレーター@お母さんが口の中を見ると、子どもたちにむし歯がありました。
お母さん「ほら、ごらんなさい。今から歯医者さんに行くわよ。
子ども
「りんご」
「私はいたいから、いくね。」
子ども「元気」「ぼくは、ちゃんと歯みがきしていたから、むし歯になっていないよ。」
子ども「ぶどう」「私は、いかないよ。」
お母さん「なんで? りんごちゃんは、行くのに・・・。」
子ども
「ぶどう」
「・・・ん!」
お母さん「そうよ、いきましょ。」
ナレーターAそれから、ぶどうちゃんはしかたなく 歯医者さんに行きました。
ナレーター@歯医者さんにつきました。
歯医者さん「どうしましたか?」
お母さん「子どもたちが歯がいたいといっているんですけど、みてもらえませんか。」
歯医者さん 「どれどれ。」
「これは、むし歯ですね。むし歯をなおしましょう。」
お母さん「お願いします。」
子ども
「りんご」
「なんだか、こわいな。」
歯医者さん「いたくないようにしてあげるから、さあさあ・・・。」
ナレーターA歯医者さんは、りんごちゃんの口の中をのぞきました。すると・・・・・。
歯医者さん「やや、これは何だ!」
ミュータンス「はははは・・・・・、おれは、ムシバキン!、またの名をミュータンスきん!」
子ども
「ぶどう」
「ええー、ミュータンスきん?」
(りんごちゃんは、びっくりして起きる。)
お母さん「まあ、どうしましょう。いったいどういうバイキンなの?
むし歯きん 「なんだって、きみたち、おれさまを知らないのかい?」
「おれは、おれのだいすきなものを食べすぎたり、歯みがきをなまける子どもの口のなかで、
むし歯をつくっているんだ。
(みんな、おどろく。)
みんな えー
(アドリブで、びっくりして こける。)
子どもたち「たすけてー、こわいよー。」
お母さん「そんなー。これいじょう、あなたにパワーをあたえるわけにはいきません。」
歯医者さん 「そうだね。これからできてしまったむし歯はちりょうしてあげますが、これいじょう
あたらしいむし歯をつくらないように気をつけなさいよ。」
子どもたち 「はい、わかりました。」
「歯みがきをなまけません。」
「ムシバキンのすきなものを食べすぎません。」
ナレーター@ (BGM)
こうして、歯のちりょうもおわり、山田さんのおうちの人たちもひとあんしんです。
でも、みなさん。ムシバキンのすきなものっていったいどんなものか、
もっとくわしく知りたいとおもいませんか?これから、クイズをしながら、
べんきょうしましょう。