元弘二年(1332)、後醍醐天皇、隠岐に流される時に院庄に泊まられた。帝は宵夢を見られた。夢中に老比丘が現れて、時勢を論じ合ううちに比丘は「心配はいりません。万民みな天皇をお助けしようとしています。」とお慰めした。天皇が、「どなたですか。」とお尋ねになると「髻山僧です。」とのみお答えして去った。また、夢の中に美しい景色が出てきたので、人を召して聞かれると髻山であることが解った。天皇は、いよいよ感を深められて、すぐ代参させられた。後、天皇は良田、美林を下賜されて夢中山の号を与えられた。夢中山幻住寺庵と言った。(旭町の昔物語より)

 

幻住寺沿革

宗   派  禅宗(曹洞宗)
本   尊  釈迦如来
中興開山  太叟樹元禅師
本   寺  備中舟木山洞松寺

 

庫裡と観音堂

格子戸から

道了尊

 

幻住寺へのアクセス    

Home