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新居でのお正月 2004年 |
お飾りを上げて、お雑煮を1回食べた以外は、今まで54年生きて来た内で、”正月気分”に一番程遠いお正月を迎えました。
”お飾り”は、25日頃、たまたま行き合わせた水道工事の業者のオフィスで、手作
りの青々としたお飾りを届けていた人から、ウラジロと橙のついていない、お飾りを
入手することが出来、「これは幸先よい!」と大満足。 橙はみかんで代用するとして、ウラジロの方は、近所に住むふた従兄の”よっちゃん”の「ウラジロはその辺に一杯あらあ」と言う言葉を信じて、年末までに引越しの合間にそれらしきシダを見る度に主人に車を止めてもらって探していたのですが、結局31日の大晦日の夜まで見つからず、仕方なく、ウラジロなしでみかんだけくっつけて、新居同様に”未完成”ということでしゃれこもうと思っていたところ、よっちゃんが夜8時すぎに、「これから餅を持って行くから、玄関の鍵を開けとけよ」と電話があり、お雑煮用の丸餅と、私の大好きな豆餅を持って来てくれて、話のついでに、お飾りの話になって、ウラジロが簡単に見つからなかった事を話したら、「そりゃあ、どこにでもと言うわけにはいかん。 ある所に行かんとない。 これから取りに連れて行ってやるから、行こう。 松とふくらしと昆布もつけにゃいけんで。 うちに寄って、持って来てやるけん」ということになってしまいました。 まさか31日の夜になって、真っ暗な山に懐中電灯を持ってウラジロを取りに行くことになるとは...。 ということで、「12時に間に合えばええ。」というよっちゃんの言葉通り、その後は夜なべ作業となり、めでたく12時までにお飾りが上がりました! 「お餅はどうするんなら」というみんな(分家や遠縁の人たち)からの問いに、「今年は餅つきどころじゃないけん、餅はあきらめることにした」との返答を繰り返していたところ、分家・よっちゃんち、新徳(もう一軒の遠縁)、計3軒から丸餅と豆餅両方ともにもらえて、昨年よりも沢山あるくらいで、本当にみなさんのおかげで「お正月ができた」という感じです。 ありがたいことです。 新居での生活も、これからも回りのみんなに支えてもらってやっていくことになりそうです。
とりあえず、ハプニング連続のお正月でした。