旭小中一貫教育 
       
(平成22年度研究発表会より)   

        今年度(H23)の研究
             

1 研究会名
   旭小中学校一貫教育研究会
              
2 研究主題
   「小中学校の連携による生きる力を持った子どもの育成」

3 研究のねらい
   旭地域の小学校(旭小学校)と中学校(旭中学校)は比較的近い距離に位置し、旭小学校の児童は、ほぼ全員旭中学校に入学している。1中学  校区に1小学校という教育環境を生かし、9年間で育てたい児童・生徒像を小中で共有するとともに、旭地区の子どもたちの抱える課題を解決する  ために、現行の学習指導要領の枠内で9年間を見通した小中連携の指導のあり方を探り、実践していくことを研究のねらいとする。

4 主題設定の理由<目指す旭の子>
   旭地区の小中学校の児童生徒は、明るく元気で純真、何事にもまじめに取り組む。また、指示されたことにも前向きに取り組むことができる。た   だ、自ら進んで考え判断し行動する力は今一歩で、学力及びそれを支える学習意欲がなかなか高まらない。また、家庭に戻っても地域での子ども  同士の交わりがほとんどなく、コミュニケーション力や友だちを思いやる心は学校で意図的に育成していく必要がある。
  以上のことから、旭小中学校として目指す子ども像を「自ら考え正しく判断できる子」「基礎学力を身につけた子」「思いやりの心を持った子」と設定  し、この実現に向けて小中学校がより連携を深め、研究実践に取り組むこととした。
   このことは、いわゆる「生きる力」の説明として述べられている『基礎基本を確実に身につけ、いかに社会が変化しようと、自ら学び、自ら考え、主  体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力』と 『自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊か  な人間性』の育成そのものである。
   以上の理由により、研究主題を「小中学校の連携による生きる力を持った子どもの育成」とした。
   なお、旭小中学校のキャッチフレーズ「夢に向かってがんばる旭の子」は、研究が小中学校の一体となった取組を具体的な児童生徒の姿が見え  るようにイメージしたもので、9年後の目標、すなわち『自分の夢の実現に向けてがんばり続ける子ども』を育成したいという小中学校の教職員の願  いを表したものである。

5 研究組織と概要

 (1) 推進委員会
    旭地域の児童生徒の共通の課題を明らかにし、確かな学力づくり部会、豊かな心づくり部会における授業交流を含めたカリキュラム研究及び     小中合同研修会、授業研究会の開催運営などについて総合的な調整、決定を行う。

 (2) 確かな学力づくり部会
    学力向上のために、授業公開、授業研究等により、授業改善を図る。また、家庭学習の  あり方等についても研究を進める。

 (3) 豊かな心づくり部会
    小中合同レクや合同授業により、道徳教育やキャリア教育の充実を図る。

6 研究計画
○ 全員が研究授業を1回は行う
   (教育センターのサポートキャラバン年3回)
     平成23年 6月24日(金)  小学校第6学年社会科  中学校第2学年理科
     平成23年11月18日(金)   研究発表会
     平成23年12月13日(火)

○ 小中研修・部会(毎月1回程度)
   
○ 推進委員会(随時)

○ 夏季研修会      8月23日(月)   岡山大学 高籏浩志准教授    旭小中一貫教育夏季研修会詳細はこちらから

○ 授業研究会    11月18日(金)   外部講師、教育センター

○ 冬季研修会    12月          研究会等参加報告会

○ 連絡会 2月

7 研究の実際

全体会(23.5.11) 
     
 
 部会(23.5.11)  
 確かな学力づくり部会   豊かな心づくり部会
     
今年度最初の会。昨年度の研究において、考える力と思いやりの心の育成を図ることで方向付けましたが、年度当初にあたって、今一度中学校卒業時(15の春)に、子どもたちに付けておきたい力を協議しました。  
  
  授業研究(23.6.24)
       
 小6社会「江戸幕府による政治」 中2理科「電流」  小中合同授業反省会 
同日に授業公開することで、考える力育成に視点を当てた授業の小中の違いや一貫した指導の在り方等を研究しました。小中合同で教案検討や授業反省を行うことでより一貫した指導が可能になると考えています。  
     
   授業研究(23.10.26)  
     
 さくら学級 算数「かけ算」 「分数のたし算とひき算」 小3理科「かげのでき方と太陽の光」   中1国語「討論しよう」
それぞれの学級の実態に応じた学習の進め方を研究しました。旭小中一貫教育研究会では、「考える力」を育成するために、@明確な目標であるか。A児童生徒の主体的な学習を引き出す発問であるか。 B話し合いをとおして考える力を育成できているか。 の3点に視点を当て、研究実践を重ねています。  
 
旭小中一貫教育研究発表会(23.11.18) 
   
 小1生活「ありがとうの気持ちをとどけよう」 中2学活「読み聞かせをしよう」 小2国語「シリーズ作品を読んで、好きなところを紹介しよう」
   
中1数学「比例と反比例」  全体会 
 旭で行っている小中一貫教育の研究、実践の様子を外部の方に公開しました。豊かな心づくり部会が提案した読み聞かせをとおしての思いやりの心育成、確かな学力づくり部会が提案した考える力の育成の様子を観ていただきました。
 
 授業研究(23.12.13)
     
小3算数「2けたのかけ算」   中2道徳「多様な考え方のすばらしさ」  中3社会「わたしたちの暮らしと経済」
どのような話し合いをすれば考えが深まるのか、また考えを深める発問とは? 各自の価値感を高める道徳は? 考えを深め、思いやりの心を育む観点から授業を行い、反省を行いました。 
 
 授業研究(23.12.21)
     
 中2英語「In Your Words 将来の夢」 ところ1数学「生活の中の割合」  授業反省会 
 教える側が工夫すれば子どもたちは笑顔で答えてくれます。一生懸命考えようとする子どもたちの姿が印象的でした。また、授業反省は全員の視点が定まり、的を得た意見が多く出されました。