| 学習活動 | 指導上の留意点 | 資料等 |
(1)いのちの大切さ |
@アンケートをもとにいのちが生まれ伝えられていくことについて考える。
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○心から伝えたい大切なことがあるので、真剣に受け止めてほしいという思いを語る。
○事前アンケートをもとに「いのち」についてのイメージを広げさせ、「生まれる」ということを取り上げる。
○地球上に生命が誕生して35億年たつが、一生は短いのに今も生き物が生きているのはどうしてか話し合う。
・卵を産む ・子孫を残している ・いのちを伝えている |
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| A受精について種類別に知る。 |
○どうやって伝えてきているのか、種類別にまとめていく。
・魚(サケ)3000〜4000個の卵を産む。そのうち成長できるのは2〜4匹(生む数に比べて成長しにくい生き物の実態に改めて驚いていた。)
・両生類
・は虫類
・昆虫
・鳥類
交尾(体外での受精はいろいろな危険がある。できるだけ確実な方法で受精する。)
○ほ乳類は他の種類と違うところはどこか話し合う中で、より確実に成長させていることに気づけるようにする。
・体の中である程度育てて赤ちゃんを産む。
○人間の場合は、性交という。 |
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(2)小さな卵から大きくなった私たち |
@人間の受精の仕組みについて知る。
A受精後の胎児の成長を知る。
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○みんなのいのちのもとは誰が持っていたか。
・お父さんとお母さん
○卵子は1か月に1個卵巣で作られ、精子は1日に数千個精巣で作られることを伝え、数の概念を持たせる。
○1回の性交で約2億〜3億の精子が送られることや、精子が1p進むのに約3分かかること、3億の精子が協力して通り道をつくっていき、卵子にたどり着くこと、卵子と受精できるのはたった1個だけということを、数字を提示しながらその神秘的な出会いを感じさせる。
○私たちのいのちもそんな中で生まれてきた。
<ビデオを見る>
○受精後何日間母親の胎内で成長するか。
・280日間(10ヶ月)
○胎児の成長の過程を、掲示物・エコー写真・胎児の模型で、月数ごとに確認していく。
・受精後2ヶ月の小ささに驚く。
・人間の形にまだなっていないことに気づく。
○模型を提示しながら,、臓が動いていることや、耳が聞こえるようになっていることなど、胎児の成長を話していくことによって、より成長を実感させていく。
○小さくても生まれてから生きていけるよう、たくましく育っている。生きる力を持っている。 |
☆NHKスペシャル「生命誕生」の1部
☆胎児の成長の掲示物
☆エコー写真
☆胎児の模型 |
(3)誕生・参観日 |
@前時をふり返り,誕生の時を決めるのはいつか考える。
A誕生の様子「弟たちの誕生」のビデオを視聴する。
B自分が生まれたときの様子を家の人に話してもらう。
C今日のまとめをする。 |
○模型や挿し絵を提示して、徐々に成長していく胎児とお母さんのおなかを確認させ、善事の学習をふり返りやすくする。
・「お母さん」と答える児童もいるがほとんど「赤ちゃん」と答える。
○赤ちゃんにとって子宮の中が狭くなり、栄養も酸素も十分でなくなってくることを伝える
○以下の点を心に留めて見るように助言する。
▽赤ちゃんとお母さんがどんなにがんばって誕生の時を迎えたのか。
▽私たち一人ひとりがどうやって生まれてきたのか。
▽家族はどんな思いで協力してきたのか。(▽お母さんのおなかの中で生まれようとがんばっている赤ちゃんのことも考えながら。) |
・みんな真剣な表情で見ている。
・誕生の瞬間には,驚いている児童や目をそらす児童もいた。
○お母さん方に、妊娠中の様子や思い、赤ちゃんが産まれたときの様子や思いなどを語ってもらうことで、自分たちが大切に育てられてきていることに気づけるようにする。
・妊娠中のおなかの赤ちゃんの様子や、出産を待ち望んでいる気持ちなど 誕生の喜びにあふれた話を、しっかり聞いていた。
○勉強したことの感想を自由に書く。 |
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事前指導 | 「いのち」と聞いてイメージすることばを考える。 |
○性の学習の事前アンケートとして,率直に受けるイメージを自由に書けるようにする。
・人生・生きること・一生に一度・とても大切・尊いもの・たましい・好きなことができる・不思議な力を持っている・気持ち・心・ ドキドキ・生き物にある・一人一つ・親がくれたものなど |
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